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WELQ(ウェルク)で起こったこと

      2017/03/23

WELQ(ウェルク)で起こったこと

WELQ(ウェルク)で起こったこと

2016.11.25(金)、「WELQ」の薬事法や信憑性に関わる記事への問題指摘と、DeNA側の対応方法によって炎上していることは、このブログをご覧の方ならご存じだと思います。

この問題は、コンテンツの量産、作成過程での問題だと言われていますが、いったいどこで注意をしておくのかが分かりにくい問題でもあります。

ありがとうございます。日比野新です。

まず、一般的なコンテンツの作成過程を考えると

(1)企画立案
(2)キーワードなどコンセプト決定
(3)外部を含むライターへ依頼
(4)校正
(5)編集
(6)専門家チェック
(7)修正
(8)最終チェック
(9)サイトへ公開

というように、現場によっては若干順番が変わるかもしれませんが、概ねこんな感じでしょう。

仮に「恋愛指南」関係のコンテンツなら、命に関わるようなことは社会通念的に考えるとありません。
命がけでアピールする方法をコンテンツとしても、普通の意識と知識があれば「やらない」「ネタ」という判断になるでしょう。

しかし、今回のように医療関係のコンテンツの場合、命に関わることが多分に含まれています。
医療系サイトの下に、小さく注意事項を書いているところもありますが、それでもダメなものはダメでしょう。

だから医療系のコンテンツでは「薬事法」を無視してはいけないですよ、ということですね。

 

次にWELQが叩かれている原因のひとつは、コピペの編集方法ではないかを思います。

これは以前から私も気づいていましたが、WELQの編集者は相当やり手のようで、他サイトのコピペを一瞬コピペに見せない工夫をしていました。

無理に付け足したような文章で差別化しているように見せたり、
画像を上手に利用して「オリジナル」に見せたり、

他サイトの文章の冒頭だけをコピペして「まとめ」た感じの記事もありましたから、編集担当の腕は相当だと思います。

 

で、ここから本題ですが、今回の炎上騒ぎに対してライターがどこまでやれるのか、ということです。

WELQのようなサイトを「オウンドメディア」と言いますが、メディアであるが故、正確性とエンタメ性が必要とされるところです。

今年の6月にビーコン主催の「オウンドメディアの書き方」講座でもお話させていただいたのですが、「メディア」であるということを意識してくださいね、ということです。

そのためには、自分が手に入れた情報が「正しい」のかどうかのチェックを行う習慣を身につけること。

「ダブルチェック」を行うくらいの余裕がほしいところです。

しかし、ライターだけで完璧なチェックができるわけではありませんから、校閲や編集、弁護士チェックや専門家チェックが必要なのは当たり前ですね。

となると、

オウンドメディアにおいて「医療系」は儲かる可能性が高いジャンルですが、コンテンツをアップするスピードは他のジャンルよりも遅くなるのが普通でしょう。

チェック体制にも、お金と時間が掛かります。

なら、ライターはどこまでやっておくことができるのか。

職人的な意見としては、専門的なチェックを終えて納品する。

ということになりますが、

現実的には「納期と単価」に見合うチェックをする。

ということになるのではないでしょうか。

ただ、納期や単価に左右されず、完成度の高いものをライティングするための方法として言えるのは、

自分で「正確な情報」の在処を持っておく

ということになると思います。

WELQが今後、どんな展開を行うのかわかりませんが、コンテンツの更新速度が下がることは間違いないと思います。

現に、今のWELQには「当たり障りのない」記事のみが上がっています。(チェック中なのでしょう。)

ライティングするときには、気をつけておきたいですね。

それでは、また。

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