京都日々新のブログ

48歳で会社員を辞めて起業した元SEの記録

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歯科医院の開業。「院内見学会」で気づいた自分の仕事に必要なこととは

   

歯科医院の開業。「院内見学会」で気づいた自分の仕事に必要なこととは

自分の仕事に必要なこととは

ライターとして、歯科というジャンルに関わって約1年半。

現在の歯科業界の現状や、これからのこと。
まだまだ歯科医師が増え、医院が増え、患者が減る未来。

こんなことを数字などで知っているからこそ、リサーチも含めて近所に出来た歯科医院へは足を運びます。

今回は、歩いていけるところに開院した歯科医院さんの「院内見学会」へ。

建物は今風ですし、駐車場も医院の前にありました。
入り口には、医院を建てた建築メーカーの担当者がスーツ姿でチラホラ。

 

1. 確かに今風な設備

ユニット3台にCT、細菌を検査する顕微鏡。
何とも今の歯科医院が好む器具が揃っています。

「このユニットは、150万円くらいのだよね」と思いながら院内を見学。

あちこちに液晶モニターが配置され、院内の情報はタブレットで連携。

確かにスゴい。
設備はスゴい。

 

2. プロはいなかった

院内を案内してくださる歯科衛生士さんと話していて、気になったことがあります。

それは、

「開院したところなので、まだまだ情報連携が上手くできないかもしれません。」

という、控えめなのかどうかわからない、言い回し。

続いて、院長先生とお話をしたときにも、登場しました。

「開院したところなので、まだまだ私とスタッフの情報連携が上手くできないかもしれません。」

なるほど。

たぶん、控えめなイメージを伝えたいのでしょう。

でも、プロなら初めて開業したときでも、これは言わないなと。

患者さんの気持ちを知っていれば、技術以上に先生とスタッフ間の情報連携が大事なことが、わかっているはずですから。

患者は、
治療中に聞いたこと。
受付で聞いたこと。

ここに一貫性がないと、患者は「?」となります。
一貫性がないと歯科医院への「信頼」は生まれませんから。

 

3. 集患、考えていますか?

歯科医師は技術職ですから、経営や集患に対しては「二の次」ということは理解できます。
でも、開業すると院長先生は「歯科医師」であり「経営者」にランクアップします。
そして院内をまとめる「マネージャー」にもランクアップします。

う~ん、やることいっぱい。

そして、歯科医院の現状を見ると、もっとも必要なのは「経営者」としての思考。
その中でも、力を入れるところは「集患」でしょう。

はたして「連携が上手くできない」と、口癖のように言っておられた歯科医院は、これからどれくらい集患し、リピートを生み出すのでしょうか?

ホームページも作ってないし、スマホサイトもありません。
リクルートサイトもありません。

う~ん、設備と建物は今風だけど、経営戦略の部分は「昭和」のまま。

「他人のことだから、放っておけ!」という声が聞こえてきそうなので、このへんで。

 

まとめると

リサーチがてら、いろいろな歯科医院を体験しますが、まだまだ田舎はどこも「昭和」のままなところばかりです。

先生とスタッフの言っていることに一貫性がない。
受付で集患する気がない。

「次回の予約はいらないですよね?」と聞かれたことも・・・。

集患することが苦しい。
先行きが明るくない。

と、言われていても、この状態なので、他よりも一歩踏み出したところが勝つのでしょう。

これだけ情報が溢れかえり、スマホやタブレットを使って簡単に情報へアクセスできる世の中になっていても、知らない人は知らない。(気にしてないだけかもしれませんね。)

他のことは別にいいけれど、自分の仕事のこと、仕事周辺のことはリサーチし続けないといけないなと、今日の院内見学会で思いました。

自分の仕事のこと、リサーチしていますか?

 

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