奈良基地祭の事前飛行で戦闘機が精華町上空を通過
2017/06/09

精華町上空を通過中(2017.05.29)
昨日の話です。
お昼過ぎのこと、
ジェットエンジンの独特な高音が響いたので、
空を見上げるとF15Jが2機、北から南の奈良基地へ
向かって飛行してました。
この飛行は、6月3日(土)に開催される、
の展示飛行のための「事前飛行」。
奈良基地上空から精華町よりも少し北側までの空域を、
2回飛行していた模様。
飛行していた戦闘機を見ながら、こんなことを思い出しました。
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私たちのほとんどは、戦闘機の轟音を聞くと、
めずらしいから上空を見上げることでしょう。
近所の3歳くらいのお子さんも、外へ出て見てましたから。
これ、今の日本での感覚。
しかし、時代が違えば、この音に敏感な人もいます。
すでに亡くなっていますが、
私の祖母は大正9年生まれでしたから、
このての音には敏感でした。
サイレンと爆発音にも敏感。
台風の進路にも敏感。
2度の大戦と2度の大型台風の経験。
敏感に反応して当然ですね。
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そして思い出したのが、昔、ドキュメンタリーで見た映像。
たぶんシリアかアフガニスタンだったと思うのですが、
戦闘機の音は「恐怖の音」を表していました。
低空で進入する戦闘機の音は、その後に爆撃があるわけですから。
(今はドローンだから音がほとんどしない。)
いっぽう、日本では戦闘機は憧れでもあり、
あの甲高いエンジン音は、うるさくても恐怖には感じません。
今すぐ逃げないといけない「音」ではありません。
でも、飛んでいるものは、どの国でも同じなわけでして。
同じものでも、文化や背景、時代や状況によって、捉え方は全部違う。
この感覚は忘れてはいけないなと。
身近で小さなことなら、
夏休みの期間は日本の小学校でも
地域によって違うということと同じですね。
戦闘機を見て
「かっこええ~」
「乗ってみたい」
「速いな~」
という憧れと感想を持てることは、それだけで幸せなことだと思います。
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6月3日の本番飛行の話はこちらからどうぞ。