教科書で10年間だまし続けられる写真のチカラ
2017/03/21

漢委奴国王(わのなのこくおう)めちゃデカそうな金印
今日の話はトリックです。
「漢委奴国王(わのなのこくおう)」の金印をご存じかと思います。(上の写真参照)
小学校の社会の教科書に載っていた(と思う)あの金印。
江戸時代、農作業中に偶然発見されたと言われている金印。
この金印の実寸大チョコを福岡市博物館がチョコレート専門店と協力して制作した、と今日の新聞に載ってました。
これだけを聞くと、実寸を知らない人は、どれくらいの大きさのチョコだとイメージするでしょうか。
私はこの金印、教科書の写真しか見たことがなかったころ、最低でも10cm×10cm、重さも1kgはある金印だと思っていました。
「そら、こんな大きな金印に鍬とかあたったら、わかるよな。」
そんな風に中学時代までは確信をもって納得していたのです。
しかし時が流れて、その金印の本当の大きさを知るときがやってきました。
それはおそらく高校のときだったと思います。
どういう経緯で知ったのか覚えていないのですが、何かの書籍に大きさが書かれていたのを覚えています。
そして、知った大きさとは、
1片の大きさが2cm強。
重さは108グラム。
「はっ?むちゃくちゃ小さいやん」
よくそんな小さいものを発見したな。
(キラッと光ったんだろうか?)
そして同時に、教科書の写真の魔法に騙され続けてた、という事実を知ることに。
「百聞は一見にしかず」と言いますが、この件に関してはトリックだろ。
ずーっと、たぶん10年間は、10cm四方の、大きく、そして重い金印だと思ってた。
それが実際は2cm強だったとは、、、。
そんな写真のパワーというか、写真のトリックを学んだ10代後半だったなと、今日の新聞で思い出したのでした。
教科書で10年間も騙し続けられるくらい、写真のイメージは強いということが立証されていますから(自分だけか?)、ブログもメディア記事も写真は手を抜いてはいけないなと。
文章だけで伝えるのではなく、写真で伝えられることは、写真を使う。
伝えるための基本は文章だけではない。
アップの写真が有効だ!
追伸
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それでは、また。