京都日々新のブログ

ITエンジニアと執筆業の京都日比野新事務所のブログです。

*

上澄みだけを掬った知識やテクニックの氾濫は、文化衰退への第一歩

      2017/03/22

なんちゃってプロは文化衰退の原因

「なんちゃってプロ」によって文化衰退させられた典型

私はバイクに乗ります。
知人は自転車に乗ります。
ランニングが好きな人もいます。
ハイキングが好きな人もいます。
写真が好きな人もいます。

よく見ると、どれも最近になって趣味で始める人が増えたジャンルです。

一部は流行を超えたと言えるほど、人口を増やしているジャンルもあります。

ありがとうございます。日比野新です。

たぶん、昨今の「ライター募集」と「オウンドメディアサイト」の激増を見ると、この中に「ウェブライター」も含めていいと思います。

このように、そのジャンルに興味を持つ人口が増えると、次のような事象が出てきます。

「今、見えているかっこいい部分だけをマネしてやる人が増える」

最初はそれで良いと思います。
でも、そこから過去に遡ることをやらない人が多い。

ルーツを探るというか、今、かっこよくやっている人が、

・誰から影響を受けたのか。
・どんな思いでやり続けているのか。
・その人の哲学は何なのか。
・何が好きなのか。
・誰のファンなのか。
・その人が勉強したものは何だったのか。
・どんな考えで、ものごとを見ようとしているのか。

などなど。

こういったことを「知りたい」と思う感性が低くなっているように感じます。

先へ先へ。
最新のことを。
いっぱい早く頭に取り入れる。

こんなことが優先されているからなのでしょう。

いつの時代も、どんなことにも、ミーハーは存在しています。
そして、その人たちが経済を回しているのは確か。
一時的なブームに乗っただけの、計画なしのお店を潰すのも確か。

ミーハーが一過性の興味を失って終わってくれるなら、問題は何もありません。
それは、
経済を回してくれた偉い人たち。
淘汰を手伝ってくれた人たち。

しかし、
ミーハーがそのまま「プロ」と言い出したとすると。
「なんちゃってプロ」が増えていったとしたら。

そのジャンルの仕事の文化は衰退し、「なんちゃってプロ」が幅を利かせ、そこにお金や時間を投資した人が大損する。

そんなことになるのでしょう。

この部分を先取りしているのが「なんちゃってプロ」が増えているコンピュータソフトウェア業界。

おそらく「ウェブライター」も「なんちゃってプロ」が増殖することは間違いないでしょう。

でも、もし、「なんちゃってプロ」ではなくて、本気で何かをやろうと思うのなら、

『上澄みだけを掬って、おいしいところだけを飲んでやろう』

などとは考えないこと。

これが大切だと思います。

『世の中で簡単なことは何一つとしてない』

それでは、また。

今月の人気記事


 ~今月の人気記事~

 - マインド