京都日々新のブログ

48歳で会社員を辞めて起業した元SEの記録

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価値にお金を使う

   

会社員時代は、時間に対して収入を得ていました。
それはサラリーマンなら多くの人が同じだと思います。

仕事の成果に対する評価もありますが、
評価全体の中には必ず

・勤務時間
・勤務日数

がありますから。

また、仕事でいくら成果が出ていたとしても
多くの会社では、週2日の5時間勤務では
評価されないことがほとんどでしょう。

だから、会社員は「時間=収入」という関係性から
逃れることができにくいと思います。

しかし、会社員から離れると仕事の評価基準が変わります。
時間や日数ではなく、自分の仕事の「価値」に変わります。

それも相手に感じてもらえた「価値」が「収入」になりますから、数時間で終わっても、数百時間掛かっても同じです。時間は収入と直結しません。

文章に書くと
「時間=収入」:サラリーマン
「価値=収入」:起業・独立

このように単純な式になるのですが、この考え方を身につけるのは、会社員がいくら勉強して意識しても実体験がないので無理だなと思います。

どうしても自分が「時間=収入」の世界で生きているときには、お金の使い方も「時間」で計算して使ってしまう。

例えば、100均へ消耗品を買いに行ったとします。
どこへ行っても同じモノですから、正直なところ、どこの店でも良いわけです。
だから、通りすがりに目に入ったお店へ入ります。
でも、そこの店員さんから

・良くない雰囲気を感じたとき
・仕事を楽しんでいない人が多いとき
・邪魔くさそうにしているとき

自分にとって嬉しくない雰囲気を感じたときでも、「時間=収入」の世界で生きているときは、「ここまで来たのだから」とガマンして購入するんですね。

しかし、「価値=収入」に変わると、自分の価値を認めて支払って頂いたお金を、自分の価値に合わないところで「ガマン」して使っていいのかという疑問が出てきます。

自分の価値に対して支払って頂いたお金ですから、自分が使うときも「自分が認めた価値」に対して使うのが良いと思うんですね。

ですから、先ほどの例のようなケースなら、100均でもそこでは購入せずに、別の気分の良いお店でお金を使いたい。

自分の収入に対する「意味」が変わってくると、お金の使い方、使うところの基準も変わってくるものだなと。

自分が今いる環境を眺めてみると、今の自分のポジションがはっきりしてくるんですね。

そして、今いる環境を顕著に表わすのが「お金の使い方」なのだろうと思います。

 

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