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ニーズ・シーズ・ウォンツ。マーケティングで使われる意味の違いを紹介

   

ニーズ・シーズ・ウォンツ。マーケティングで使われる意味の違いを紹介

Needs, Seeds, Wants

商品を売る。
サービスを売る。
情報を売る。

どのような形や方法でも、何かを買ってもらうには、マーケティング(戦略)が必要になってきます。

そして、マーケティングを知ると、必ず出てくるのが今回お話する3つのこと。

すなわち、

・ニーズ(needs)
・シーズ(seeds)
・ウォンツ(wants)

それぞれ、どんな違いがあるのか。
どんな市場の段階なのか。

販売の最前線である「セールスライター」の視点で、順にお話していきたいと思います。

 

1. シーズとは「1995年以前のインターネット」

シーズ(seeds)とは、簡単に言いますと

『ビジネスになっていない、新しい技術やサービスや材料』

まだ、一般的には、何に使えるのかはわからない。
でも、新しい技術としては、一部の研究施設で使われている。

1995年、Windows95の発表以前のインターネットがこの状態です。
一部の研究者、一部のIT技術者だけが使っていたインターネット。

軍事用の通信手段として開発され、研究者や専門家だけが使っていましたが、一般向けにメールやネットショップなんていうサービスは提供されていませんでした。

同じようなことには、半導体や合成繊維なんかもあります。
新しい物質が出来たけれど、まだ、どんな場面で使えるのかわからない。
そんな状態ですね。(カーボンも昔はそうでした。)

他に代表的なのは、2007年に発表される直前の「iPhone」。
まだ、誰もスマートフォンの良さに気づいていない状態。

というよりも、何に使えるのか、何が便利なのかわかっていない状態。

ですからシーズは「ビジネスの種」とも表現されるようです。

 

2. ウォンツとは「2000年以前のネットサービス」

シーズの段階では消費者は、まだ存在していない状態です。
でも、シーズを掘り下げることで、消費者の潜在的な欲求を解決できることがあります。

まだ消費者が「あればうれしい」に気づいていないことを、シーズを使って気づかせて解決する。
この段階が「ウォンツ」です。

先ほどのインターネットを例にすると、1995年、マイクロソフトはWindows95を作り販売しました。
インターネットブラウザ、メールを簡単に使えるソフトを提供。

それまでインターネットを使って連絡したり、情報を見る欲求を持っていなかった人たちに「あればうれしい」を気づかせました。(画像や動画が見られるという驚きも気づかせました。)

インターネットというシーズに、マイクロソフトが商品とサービスを提供したことで「ウォンツ」を作りだした例です。

 

3. ニーズとは「現在のネット」

ウォンツが成熟すると、ニーズになります。

「あって当たり前」

この状態ですね。

今現在のインターネットの存在は「ニーズ」です。
インターネットは「あって当たり前」。

そして、ニーズになると、ご存じのように「価格競争」に入ります。

ですから、マイクロソフトの「インターネットエクスプローラー」も、ウォンツ状態のときは有料で販売されていましたが(9000円くらいで購入した記憶があります)、今は無料になっています。(OSにバンドルされていますよね。)

当時はネットスケープのブラウザ(現Mozilla)も箱に入って販売してました。
でも、今はネットで無料ダウンロードです。

 

まとめると

「シーズ」は市場に「ウォンツ」を作りだす「種」です。
まだ気づいていない欲求を作り、気づかせ、解決する。

その結果「ニーズ」に進んでいく。
このような流れになります。

シーズは全く新しいことの提案。イノベーション。
ウォンツはシーズを深堀りした欲求の提案。
ニーズはウォンツの飽和状態。

天才的思考やアイデアがある。
石油王くらい、すごい資金力がある。
こんな人なら、シーズを狙いましょう。

短期間に稼いで、トレンドだけで勝負したいなら、ニーズに飛び込むのがおすすめです。

でも、現実的に私たちが狙うのは、ウォンツだと思います。

 

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