京都日々新のブログ

48歳で会社員を辞めて起業した元SEの記録

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会社員を辞めると決めたポイント

   

「ライターでいけると考え、会社員を辞めると決めたポイントは何ですか」

このような質問を先日もらいました。

一般的には、次のような回答が喜ばれると思います。

 

「退路を絶ち、前進するだけの状況を作りました。」

多くの人は、このような理想的な答えを求めておられるでしょうし、そうすることが「カッコイイ」のだろうということはわかります。

だから、このように答えてもよかったのですが、自分はそんなことはやってないのと、そんなことは考えてもいないので、喜ばれるようなことは答えませんでした。

 

では、どのような回答をしたのかというと、、、

「保険を持ちました。」

 

非常にズルく、話題としては何の魅力もない方法ですが、僕の場合は「保険」を用意し、いつでも「安心」が手に戻ってくる状況を作っておいたということです。

具体的には、いつでも前職に戻れるだけのスキルを身につけておいた。
このようなことです。

おそらく、今でも前職のエンジニアに戻れると思います。
収入面でも、普通に生活できる状態に戻れると思います。
なんせ、業界そのものは「人材不足」ですから、サラリーマンエンジニア戻ることは難しくありません。

 

確かにこの考え方、最初の頃の自分にはありませんでした。
基本的には極端な性格なので「Aをやると、A以外はすべて捨てる」という気質ですから、思考回路としては「退路を断つ」のが自然です。

しかし、セールスコピーを勉強し始めたとき、偶然出会った書籍に「保険があると全然違うよ」ということが書いてあり、

「なるほど、そういうのもありだよね。」

と思ったので、誰にも言わずに、そのパターンを使いました。

 

極端に走った方が、多くの人の興味を集められます。
ストーリーとしてもおもしろいですし、ポジションも確立しやすいです。

でも、そこにどれだけの成功確率があるのか。再現性があるのか。

ビジネスはギャンブルではないと思っていますので、僕の場合は淡々と地味に進める方が向いていたのだと思います。

自分で講座を開いたり、誰かに教えたりしたい訳ではなく、自分がおつきあいしたいと思った人に儲けてもらうことがコアの考え方なので、

どちらかと言って、目立って注目されるよりも、地味に「安定」している自分の方がお役に立てるのではとも思っています。

 

やり方は人それぞれなので、ガツンとヒーローストーリーで進んでもいいですし、地味に目立たずヒタヒタと進んでもいいと思います。

どの方法が自分に合っているのか。
自分に無理させない方法を選ぶのが一番なのではないでしょうか。

ちなみに、偶然出会った書籍はコレです。

『ダントツになりたいなら、「たったひとつの確実な技術」を教えよう』
エリック・ベルトランド・ラーセン(著)

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