セールスコピーライティングで注意する、あなたの2つのライバルとは
2017/04/09

ライバルはいないとね
あなたも私も、アマゾンで買っている人も、店舗へ直接足を運んでいる人も、何かを買おうと思ったとき頭の中に浮かぶのは
『どうして、あなたの商品(サービス)を選ぶべきなのか』
という疑問です。
私たちが顧客の立場にあるときは、この疑問を元にして「あなたから買うかどうか」を選ぶ権利があるわけです。
ありがとうございます。日比野新です。
1. 選ぶとは
選ぶとき、人は何かと「比較」しています。
『何と比べて良いのか』
この疑問が解決できないと、選ぶことはありませんよね?
また比較できない場合、選ぶ権利を使うことはありません。
お腹が空いて、目の前に店が1件しかない。
比較することはないと思います。この感覚ですね。
ですから、選ぶ権利を使うということは、比較する対象があるということです。
2. 比べる相手とは
比べる相手、一般的にはライバルと呼ばれる存在です。
そして、ライバルには2つのタイプがいます。
(1)直接的ライバル
同じジャンルの商品やサービスを売っているライバルです。
こちらはわかりやすいので簡単に見つけられます。
実店舗なら、商圏の中に何件いるかを探せばOKです。
ネットだったら、グーグルさんにお願いすれば出てきますよね。
(2)間接的ライバル
こちらはちょっとややこしいライバルです。
でも、こちらを気にするのは正解です。
例えばどんなのが間接的ライバルかというと、
「ワインを販売しているお店」だったとしたら
このお店の間接的ライバルは
・クラフトビールのお店
・映画館
・レンタルビデオ
・書店
・花屋
・CDショップ
などなど・・・
日本でワインは生活必需品ではありませんよね?
ということは、間接的ライバルは「生活必需品」じゃないものを販売しているところ全部となります。
自分が顧客の立場だったら、この関係性がわかると思います。
「ワインが1本4000円なら、二人で映画観に行くか」という心境。
3. ライバルは広い
このように直接的ライバルだけを考えていると、意外なところで痛い目を見ることになります。
この最たるものが、関西圏のライブハウス経営です。
この業界、直接的ライバルには、目が向いています。
でも、間接的ライバルには目が届いていません。
だから、集客率は激減しています。
ライブハウスの間接的ライバルって、いっぱいありますからね。
ちょっと考えるだけでも
・テレビ
・ラジオ
・ユーチューブ
・カフェ
・WOWOW
など・・・、いっぱいあります。
要は「娯楽全般」が間接的ライバル。
ただ「音楽が聴ける」だけでは、間接的ライバルに勝てません。
だって、家に居るだけで、いつでも好きな時間に音楽が聞けるんですから。
それも、映像付き。
生演奏(ライブ)という部分に、娯楽全般に勝てる価値が必要ですね。
フジロックみたいな「参戦しました!」と言えるような、SNS栄えする体験とかが重要。
ただ生演奏しているだけでは、ミュージシャンの名前だけでは、集客できないんだな、今は。
まとめると
直接的ライバルへの対策は、比較的簡単にできます。
相手もわかりやすいですから。
しかし、間接的ライバルとなると、対策していないところが多いと思います。
まずは自分の市場を見てみて、その市場にいる間接的ライバルを見ることから始めてみましょう。
意外なところがライバルの場合もあるかも。
でも、
ライバルが多いということは、市場があるということ
日比野新