京都日々新の売る文章脳

セールスコピーライター『京都日々新』の売る文章脳

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“ものする”+「に」=ものにする

      2017/03/20

もの“に”する

「ものする」が「ものにする」と問題です

文章を書くことを “ものする” と呼ぶそうです。

で、この “ものする” に「に」を足してしまったのが、最近であればドナルト・トランプさんの奥さんメラニアさんの演説原稿。

ありがとうございます。日比野新です。

7月の末ごろに話題になってましたよね。
共和党の党大会の演説の内容が、自家製ではなかったという話です。

結末は共和党陣営のライターが、草案執筆で犯した過失ということで決着してましたが、これすらトランプさんの策略のような気もします。

奥さんが注目されたことは間違いないですから、トランプさんとしては注目されたことで全てOKなのかもしれません。

で、話を元に戻しますと、“ものする” に「に」を入れると

“ものにする”

となります。

良い言葉や心に響く言葉、セールスライターなら反応の取れる言葉を拝借したいのが人情だと思います。

私たちが書くものは演説原稿ではありませんから、拝借することもあるのですが、拝借の仕方には気をつけたいところ。

・全く元の言葉と同じまま
・形容詞までも同じまま
・登場人物も同じまま

これは拝借ではなく盗用だと思われるかもしれません。

流石にこんなことはしないよね、と自分では思っているのですが、いざネットで見てみると「完コピ」されているページがあるものです。

特に「学会」などからもってきた文章。
「引用」ではなく、あたかも自分たちで研究しましたよ、的に書いてあるのを見るとビックリします。

以前、日本歯科医師学会をリサーチしていたときに、こんなことがありました。

学会の講演で使われた資料がPDFレポートとして公開されていました。

なかなか内容の濃いものだったのでダウンロードさせていただき、参考に読ませていただきました。

そして、続けて他のサイトをリサーチしていたとき、関西圏で営業されている士業さんのページに行き着きました。

この士業さんは歯科業界に対して「集客セミナー」なるものを講演されていたのです。

当然、私はどんなことをされているのか。
興味があったのでホームページを見ていると、士業さんがセミナーのときに使った資料が公開されていましたのでダウンロードして開いてみると・・・。

びっくりでした。

歯科医師学会が公開しているPDFの資料を、そのまま作成者だけ名前を変えて使用しているのです。

PDFファイルは、一般の方には「編集できない」ようなイメージがありますが、簡単に修正や編集ができますから、名前だけ変えられたのでしょう。

しかし、修正の方法がプロではないので、一部文字化けや文字のズレが起こっていました。

著作権はどうなったのか。

そんなことを思いながら「この士業さんには絶対に仕事を頼みたくないなぁ~」と感じながら、静かにページを閉じたことは言うまでもありません。

この場合を考えてみると、これは「借用」ではなく「盗用」です。

さすがにこれは、あの「ダン・ケネディ」さんでさえも「盗用」だと、何かの音声教材で言っていた記憶があります。

この士業さんに何か事情があったのか、意図的だったのか。
本当の理由は知る由もありませんが、文章を書くときには

「に」

が侵入しないようにしたいものだなと。

でもね、「に」の字は捨てにくいものです。

“ものする” が “ものにする” にならないようにしたいものです。

それでは、また。

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