京都日々新のブログ

48歳で会社員を辞めて起業した元SEの記録

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写経を一年間続けたセールスコピーライターだけが気づくこと

   

写経

般若心経も写経しましょう。

 

かれこれ写経を始めて1年が経ちました。

 

ありがとうございます。日比野新です。

セールスコピーを勉強し始めると、書籍にもウェブサイトにも必ず出てくるのが「写経」。

写経とは上手い言い方だと思うのですが、今までに反応(売れた)があったセールスレターをそのまま書き写すことを言います。

パソコンでタイプするのではなく、ペンで紙に書き写す。

その動作が「般若心経」を写すのに似ているところから「写経」と言われているのでしょう。

写経はやってみるとわかるのですが、最初は手が痛くなります。
パソコンでキーボードを打つ時間はあっても、普段の生活で字を書くことはあまりありません。

そんな現在の私たちが時代に反して「ペンで文章を書き写す」のですから、手は痛いし写すということが進まない。

たぶん面倒とか手が痛いとか、明日からやろう!と言って、知らない間に「写経」しなくなった人も多いかもしれません。

そんな修行系なことを1年続けた結果、何かが劇的に変わったかと言うと、、、すいません、実感はありません。

目で見てわかることと言うと、始めたころより字が綺麗になったこと。
まぁ、少しですけどね。

写経を1年やってみて思うことは、写経って劇的に何かが変わるものではないのだということ。

やり続けることで、レターを書いているときに「ハッ」とアイデアとか言い回しとか、文章構成とかが閃く元ネタとなるのでしょう。
写経したことを暗記はしてないし、暗唱もできないけれど、身体や筋肉に深く刻まれている。
そんな気がします。

写経は身体や筋肉に文章力を刻み込む、その繰り返しが“楽しい”と感じられる人だけが続けられること。

コピーを書くのは「テクニック」ではなく「スキル」ですから、コツコツと続けるしか上手くなる道はないと私は考えています。

ということは、写経そのものに効果があるかというよりも、コツコツ続けられる自分を作り育てられるのかどうか。

セールスコピーライターとは、そういう習慣を必要とされるスキルなんじゃないか、と1年続けてみて思うのです。

写経は、
3年やったら終わり。
100本書いたら終わり。

そういうものではありません。
写経とはセールスコピーライターを続ける限り、毎日やることなのでしょう。

そんなことを考えながら、今日も普段と変わることなく、日課の写経をしてました。

もしあなたが写経をするのに、二の足を踏んでいるのなら。
今日から1分間だけ、1行ずつでも写経を始めてみませんか?

何もやらないより、1年後には何かが変わっているかもしれませんよ。

それでは、また。

 

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